地震に弱い家の特徴

お世話になります。日本耐震サポートです。

家づくりをする際は、以下の点に気をつけましょう。

  1. ビルトインガレージ
  2. 大きな吹き抜け
  3. 後からの増改築
  4. 地盤の柔らかい場所
  5. 窓の数・大きさ

 注意点①:ビルトインガレージ

ビルトインガレージとは、1階部分に駐車場となる空間を設けた建物のことです。駐車スペースを作ったうえに、2階の出っ張った床部分があるという構造になります。都市部を中心とした狭小住宅の場合、土地を有効活用できるため人気があるものの、耐震性の観点では注意が必要です。なぜなら、1階の道路側に壁がほとんどなく、強い揺れが起きたときに建物全体が耐えられない可能性があるからです。ビルトインガレージを採用する際は、ある程度のコストをかけて一般的な住宅より強度を確保できる構造設計にするか、重量鉄骨工法などを検討するとよいでしょう。

注意点②:大きな吹き抜け

玄関やリビングが吹き抜けになっている家も、地震が起きた際に家を支える柱や壁の量が少ないため、耐震性には不安が残ります。重量鉄骨や鉄筋コンクリート住宅でなければ、耐力壁を作るなどの耐震設計をしっかりと考えておきましょう。また、吹き抜けを作ると光熱費が高くなったり、2階のスペースが減ってしまったりするなどの問題もあるので、導入にはさまざまな観点から検討する必要があります。

注意点③:後からの増改築

建物を建築した後の話ですが、増改築によって家の形がL字型やコの字型になると、境界の部分から建物が損壊する恐れがあります。もともと平屋だった家を二階建てに改築する場合も、耐震性は弱くなるので気をつけてください。もともとの住宅の部分と新しく増改築した部分の耐震強度が異なると、地震が起きた際、家屋全体のバランスが崩れてしまいます。増改築をする際は、もともとの構造をしっかり確認したうえで、増改築部分の壁を増やしたり、柱で補強したりするといった耐震性を高める工夫が欠かせません。

注意点④:地盤の柔らかい場所

家の耐震性がどれだけ優れていても、地盤が柔らかいと、倒壊するリスクは高まってしまいます。先述した特徴でも触れたように、地盤の強さを含めて土地探しをすることが、地震に強い家づくりに欠かせません。地盤強化の費用も千差万別なので、土地探しを含めてマイホームを検討する際は、地盤強化の費用も含めたトータルで予算を考えておくことが大切です。

注意点⑤:窓の数・大きさ

窓の数が多かったり、窓のサイズが大きかったりする家も、地震に対する強さとしては不安が残ります。なぜなら、窓の面積が多くなる分、壁の面積は少なくなり、地震による揺れを支える要素が減ってしまうからです。景観のよさを活かして、建物の一面の過半数を占めるような大きな窓を設けることもありますが、このような家は地震に弱いと言わざるを得ません。家づくりにおいては、耐震性能と快適な居住空間のバランスをとることが大切です。

以上が「地震に弱い家の特徴」になります。

皆様の家を建てる際の参考になれば幸いです。

近年、日本列島では大規模な地震が頻発しており、建物の耐震性能の重要性が改めて認識されています。私たちは、お客様の生命と財産を守る耐震リフォームを、単なる工事としてではなく、未来への投資として捉えています。日本の住宅の耐震化率は、まだ道半ばです。私たちは、すべての人が安心して暮らせる住まいづくりを目指し、これからも技術とサービスの向上に努めてまいります。

「安心という価値を、すべての家庭へ」

この言葉には、私たちの決意と願いが込められています。社員一同、この使命を胸に、日々の業務に取り組んでまいります。専門的な知識や技術はもちろんのこと、丁寧な説明と誠実なコミュニケーションを通じて、お客様に寄り添ったサービスを提供することをお約束いたします。

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